ワイヤーの裏側矯正
(リンガル)

裏側矯正(リンガル)は、矯正装置であるブラケットを歯の裏側につけてワイヤーにて歯並びを治療していきます。

裏側矯正(リンガル)は、表側の矯正治療に抵抗があり、見えない矯正治療をしたい人や職業的に表側の矯正治療が難しい人などにおすすめしています。また、裏側の部分矯正も適応できる場合があるため、ご相談ください。

裏側の見えない矯正

裏側の見えない矯正

当院は裏側矯正(リンガル)が
得意なクリニック

裏側矯正(リンガル)では、症例によっては難しい場合もあります。
しかし、当院では「ほとんどの症例で適応できる」と考えています。

裏側矯正(リンガル)は、表側矯正と比べると技術的に難しいです。また、診断・歯の動き方が表側と全く異なるため、裏側矯正(リンガル)治療をしたことがない歯科医師は治療できないと思います。

対応できるケース

  • 叢生(上下前歯のガタガタ)
  • 上顎前突(上の前歯が出ている)
  • 上下前突(上下前歯が出ている)
  • 開咬(上下奥歯が噛んでいるが、前歯が噛んでいない)
  • 過蓋咬合(噛み合わせが深く下の前歯がかくれて見えない)
  • 反対咬合(前歯の噛み合わせが上下逆に噛んでいる)
  • 骨格がズレているケース(顎変形症)

対応できないケース

  • 歯の欠損が多い場合(多数歯欠損)

年齢制限について

年齢は12歳臼歯萌出していれば、可能ですので個人差はありますが、12歳前後で治療は可能です。

裏側装置の注意点

装置をつけた後、人によっては一時的に話しづらくなる場合があります。 しかし、1週間ほどで慣れていき、会話も問題なくできます。また、装置をつけた後、人によっては一時的に舌があたる場合があります。

裏側ワイヤー矯正の
メリット・デメリット

裏側矯正のメリット

  1. 矯正装置の中で、一番目立たなく審美的な装置です。
  2. 誰にも気づかれたくなく、職業上、表側矯正治療ができない方でも治療がほとんど可能です。
  3. マウスピースと併用すると期間を短縮でき、快適です。

裏側ワイヤー矯正のデメリット

  • 治療が複雑で、チェアタイムや治療期間が少し伸びる場合があります。
  • 一時的に噛み合わせをあげるので、奥歯だけしか噛まなくなり噛みづらい時期があります。
  • 治療期中、発音が一時的に悪くなる場合があります。

裏側ワイヤー矯正の流れ

  1. カウンセリング初めに問診し、気になるところ、治したいところなどを相談させていただきます。(治療期間や料金、装置希望、裏側でも上だけ裏側にするなど) カウンセリング
  2. 検査側面・正面セファロ、パントモ撮影、上下顎型取り、口腔内写真、噛み合わせ確認などの精密検査を行います。必要に応じて、CT検査も行います。 検査
  3. 診断精密検査に基づいて、抜歯の有無・治療期間・補助装置などをお話し、問題なければ治療同意書をかわし、治療スタートとなります。 診断
  4. 治療開始装置を作製するにあたり、精密に上下型取りを行い、装置をオーダーメードで作製します。(作製まで4〜5週)装置が完成した段階で、歯の裏側に装置をつけていきます。 治療開始
  5. 保定・メンテナンス矯正装置除去後、綺麗な歯並びを維持するために取り外し装置や歯の裏側にワイヤーと接着剤にて固定したりします。
    保定期間終了後、検診(虫歯や歯周病など)やクリーニングを行います。 保定・メンテナンス

症例にもよりますが、2年半前後は治療期間でかかると思います。上下顎抜歯した人で1年半で治療終了したケースもあります。
また、さらに治療期間を短くしたい場合は、オプションとしてオペ併用があります。お気軽にご相談ください。

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